naottoです。
『タンタイロシュツケイ』購入、!!!!!!
何がいいのか、ここ一ヶ月ずっ〜〜〜と悩んでいた末に、やっと購入するに至りました。
メジャーなセコニック製でもなく、ミノルタ製でもなく、ドイツのゴッセン製でもなく、初めて聞くメーカー、コメット社(日本製です)の「EX−1」(入射光、反射光の両方式で測定できます)。
風景写真と花の写真が多いですから、入射、反射の両方がいるんです。
これを買いにわざわざ重いカメラ機材をバッグにつめて、ヨドバシカメラ梅田に行きました。
単体露出計を各メーカー製をずらぁ〜〜と並べているのは、これくらい大きなカメラ店でないといかんのんです。単体露出計もピンからキリまであって、価格と、写真の客観的な自分の力量を天秤にかけて、悩むこと30分ぐらい。やっとの思いで買いました。
1万9000円ぐらいだったかな。
単体露出計って高いのになると10万円以上しますし、中古店で簡易なものだったら5、6千円で手に入る。結局は自分の力量で、測光するという基本性能はどれもほぼ同じ、これにどれだけの機能がついているか、またいらないかを徹底的に探るのですね。
っで、やっと買ったのです。
さて、単体露出計を買って、いざ練習。
測光の仕方は至って簡単。狙いを付けて、ボタンを押すだけ、あとは測光値をEV値(シャッタースピードと絞り値)をはじき出してくれます。
問題は、どこにどのように向けるか、入射光はなんぼで、反射光はなんぼ、これらを頭の中で計算して、自分の思い通りのシャッタースピードと絞りを決めるわけです。
単体露出計の使い方を練習し始めました。
まずは、練習のための機材をご紹介しましょう。
(1)フィルム一眼レフ、Canon EOS-1N に50mm単レンズを装着。これを三脚に固定。
なぜ単焦点の50mmにしたかというと、私が持っている中判カメラのレンズが90mm単焦点なのです。っでそのレンズの焦点距離を35mmフィルムカメラに換算すると、約50mm。
つまり、35mmカメラを使い、中判カメラの焦点距離に近いものにしているわけです。
(2)デジタルカメラをもう一台の三脚に固定。これにはメディアを付けて、あとでパソコンで読み込む。
(3)単体露出計2台(1台は、COMETの「EX-1」、もう一台は、借り物のSEKONIC L-408)
(4)適当な被写体
こんな具合です。
[トレーニングエリアの全体像]
今日の被写体は、玄関先においている南天の植木鉢です。
[カメラ2台が南天の鉢に目を向けてます。]
[2台の露出計、左が借り物で、右が「EX-1」
[2台のカメラを後ろから。]
さぁ、機材と被写体の配置は完了!!
ここからはもう頭の中は、計算機状態!!
●1
まず、鉢に指す光を入射露出方式で入射光の光量(照度)を2台の露出計で測る。
これで、測光結果が、2台が同じにならないと、どっちかが狂っていることになります。
また、反射露出方式で、反射光の光量(輝度)を、また2台の露出計で測る。
●2
入射光方式で求めた「絞り」と「シャッタースピード」を、マニュアルモードのデジカメに入力し、液晶で確認する。またシャッター切る。
これで、入射光の測光結果が、実際にデジカメではどれくらいの明るさなのかをアナログで確かめる。あとでパソコン(愛用のApple iBook)に取り込みます。
『デジカメは究極のアナログ露出計なり!!』
●3
デジカメで普段撮るときの、自分の好きな露出。そして、入射光露出計がはじき出した露出とが、どれくらい違うのかをつかむ。
●4
また、EOS-1N一眼レフのTTL露出計(カメラ内蔵の露出計は全て反射光露出計)で、スポット測光、中央重点測光、スポット測光、、等々。測光方式を変えたときの、EV値を、デジカメの液晶で確かめ、またシャッターを切る。
フィルムを入れた一眼レフでもフィルムに撮る。
●5
入射光での露出、反射光での露出などの状態で、デジカメとフィルムカメラと両方でシャッターを切って撮影する。
もうこれの繰り返しです。
いろんな場での被写体に対して、単体露出計をどう使って、自分好みの露出(EV値)をはじくかは、場数を重ねないとなかなか会得できないですからね。
写真を撮るというプロセスを、いろいろ考えつくもので、こうして露出計を利用した測光は、35mmフィルムカメラであれ、中判や大判であれ、非常に勉強になると思ってます。